マンションポエムと限界マンション

 

朝電車に乗っていたら邸宅に住まう系の高級マンションの中づり広告がありました。

マンションポエムって?

新築のマンションについて回るのが、マンションポエムですね!

前衛的な広告で有名な日清食品もオマージュ広告を作るなど、

マンションの広告の定番演出になっています。

 

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マンションの広告が独特になったのは、23区と周辺地域に限っては2000年以降の高級化が影響しています。

それまでのマンションは公団型(団地型)にちょっとスパイスを効かせたものでしたが、2000年前に東京郊外でタワーマンションが建設されてから、状況が変わります。

高級化で差別化

森ビルが六本木ヒルズに隣接する土地に六本木ヒルズレジデンスというタワーマンションを建てました。ヒルズ族に代表されるセレブが住み始め、他のデベロッパーもこれを真似をして高級マンションを建て始めました。

 

しかし、時代はサブプライムローンに代表される2008年代に入り、高級マンションも苦境に立たされます。

しかも、大抵デベロッパーの違いで大きく仕様異なることがないので、差別化要素として、デベロッパーが目をつけたのが、土地の歴史です。

物語の時代

土地の歴史は様々なので、不動産会社がこの土地にはこんな歴史があって、

その延長線上にこのマンションがあると言う、物語を作るようになりました。

脚本はものすごくよく作られており、購入希望者がそのストーリに共感することで、

高級マンションが再び脚光を浴びるようになりました。

 赤坂プリンスホテル取り壊され、跡地に紀尾井町ガーデンテラスが立てられた際に、赤坂でなく、紀尾井町に名前を変えたのには、紀州、尾張、井伊の大名屋敷の歴史に共感してもらいたっかったからでしょう。

定性と定量のデータの時代のあとに待ち構えるもの

そして、現在においては、リクルート住まいカンパニーが発行するスーモや、東京ディープ案内が地区のゾーン分けをし、定量的、定性的にその土地を評価するようになりました。土地を可視化できるようになったのは評価できますが、住民に多様性がなくなってしまうのが問題点としてあげられます。

 

そして、今後は物語のない土地は淘汰されるのでは?と考えています。

つまり、昭和に作られて、現在高齢者が多い地域です。これに危機感を募らせているのは大手鉄道会社です。

昭和に開発した住宅街やマンションが建て替えの時期を迎えますが、新陳代謝がうまくいっていません。これがいわゆる限界マンションや空き家を作り出しているのが2018年現在の課題です。 

また面白いネタを見つけたら報告します。