なぜ地方の繁華街はターミナル駅から離れているか?

こんにちは今日は繁華街の成り立ちについて

書いていきたいと思います。

地方の繁華街

東京や大阪、名古屋在住の方はあまり実感がないかもしれませんが、地方に出張すると、主要駅から繁華街まで離れているケースが多いです。これは、昔鉄道が町中を走ることをあまり歓迎されていなかったことに起因しています。

鉄道は最初は避けられていた!?

今でこそ、鉄道は安全な乗り物ですが、鉄道が敷設された明治、大正時代において危険視されていました。理由は昔の鉄道は蒸気機関車だったことに関係します。

 

①蒸気機関車は石炭を動力源としますので、燃やしたススや煙が街の中心部に蔓延することが懸念されていたこと。

②蒸気機関車が故障し、車体が火災になる危険性があったこと。以上から消火のしやすい川や海に隣接する土地に作られていました。

 

福岡ですと街の中心部が天神なのに対して、駅は博多と離れていますよね

京都も町の中心が祇園だったのに対し、かなり南のほうに京都駅があります。

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名古屋でも昔からの中心部は栄ですよね!f:id:visionarytt:20181023230800j:image

都内でも新宿の繁華街は伊勢丹のある新宿3丁目と駅から微妙に離れています。

 

電鉄の街大阪

大阪は少々特殊で、ミナミに乗り入れている私鉄各線が電気鉄道によって蒸気機関のリスクを払拭したために街の中心部に線路を敷設できました。

そのため、当時の繁華街である心斎橋の近くの繁華街難波に鉄道を敷くことに成功したのです。

駅チカとリスク

話は変わりますが、現代社会においては不動産の価値は駅からのアクセスに比例します。

ここで先ほどの川や海に隣接する土地に作られていたことを思い出してください。

川や海に近いということは洪水、津波、液状化のリスクが付きまといます。国内主要駅のハザードマップを見ると、大阪駅(梅田駅※昔は埋田とよばれていた)や名古屋駅は蒸気機関車由来の駅のため、ハザードリスクが高いです。f:id:visionarytt:20181023231221j:image

また、博多駅も蒸気機関車由来の駅です。2016年に起きた博多駅前道路陥没事故でも、陥没した地域は砂の層によって形成されています。つまり、液状化リスクが高いのです。

逆に電気鉄道由来の路線は蒸気機関車由来の路線と比べても海や川の近くに作られていません。(阪急や小田急、東急などはこれに当てはまります)阪神、南海や京急等の例外もありますが、これは当時の阪和線と東海道線の競合の結果だと私は推測しています。

最後に

引越しなどで住みかをどこに構えるかを考えるときに利便性だけでなく、なぜこの街は発展したのか?という視点を持つとその地域の深掘りができ、新発見ができます!そうすると元々の住民層などがわかるので、参考にしていただけると幸いです。